美容によいとされるルバーブのおいしい食べ方は?レシピや栄養素をご紹介

美容によいとされるルバーブのおいしい食べ方は?レシピや栄養素をご紹介

ルバーブと呼ばれている野菜を知っていますか?
美容や健康にいい野菜として紹介されており、気になっている方もいるでしょう。
しかし、あまり聞き覚えのない野菜のため、どのように食べればいいのか、どんな栄養素が含まれているのか知らないと、なかなか手が出ません。
本記事では、美容によいといわれるルバーブとはどんな野菜なのか、おいしい食べ方や栄養素についてご紹介します。
ルバーブに興味がある方は必見です。
 

ルバーブとは?


 
まずはルバーブとはどんな野菜なのか知っておきましょう。
ここでは、保存方法や食べる際の注意点も合わせて紹介します。
 

ルバーブとは

ルバーブとは、肉食が中心の欧米で主に食べられているタデ科ダイオウ属に分類される野菜です。
ルバーブの旬は5月〜6月ごろであり、日本では野菜として見かけるよりも高級食材店や自然食品店などでジャムとして置かれています。
ルバーブの名前の由来は、「野蛮人の根」といった意味のラテン語です。
ここでの野蛮とは「珍しいもの」「異国のもの」などの意味で使われています。
和名では「食用大黄(しょくようだいおう)」と呼ばれています。
ルバーブは葉ではなく、茎の部分を食べる野菜です。
葉にはシュウ酸などの有毒成分が含まれているため絶対に食べないでください。
海外では実際に子どもの死亡例なども報告されています。
 

ルバーブの保存方法

購入したルバーブは基本的に10度以下で保存をおこないます。
そのため、新聞紙に包んで冷蔵庫に保管してください。
冷蔵庫の場合、1週間ほど保存できます。
長期保存したい場合は、2cm程度にカットしたものを保存袋に入れて冷凍庫に入れます。
この場合は1年程度保存可能です。
常温や干しなどの保存方法もありますが、ルバーブには向かないので避けた方がよいでしょう。
 

ルバーブを食べる際の注意点

ルバーブの生食をする際には、皮をむく場合が多いです。
しかし、皮には多くの栄養が含まれているため、できれば皮ごと食べたい方もいるでしょう。
皮ごと食べても問題はありませんが、アクを感じる場合があるので必ずアク抜きを行ってください。
ルバーブのアク抜き方法は簡単で、10分〜30分程度水につけておくだけです。
アクが気になる方は1時間程度おいても問題ありません。
 

健康や美容によいとされるルバーブに含まれる栄養素


 
ルバーブには、非常に豊富な栄養素が含まれています。
 

●ビタミン群(カロテン・ビタミンE・K・B1・B2・B6・C・ナイアシン・葉酸・パンテトン酸)

●ミネラル(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄)

●三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)

●食物繊維 など
 
ルバーブの根は漢方として使われている場合もあります。
美容や健康によい効果もあるので詳しく見ていきましょう。
 

美容や健康によい栄養素や効果

ルバーブにはさまざまな栄養が豊富に含まれています。
その中でも、特に美容や健康にいいといわれている栄養素はどんなものでしょうか?
効果や効能は以下の通りです。
 

●カリウム:体内のナトリウム濃度を一定に保つ・むくみ解消

●カルシウム:骨や歯を強くする

●食物繊維:便秘の解消・満腹効果の維持・生活習慣病の予防と改善

●ビタミンC:細胞の老化防止・免疫力の向上

●アントシアニン:視力機能の維持や向上・眼病予防・高い抗酸化作用によるアンチエイジング

 
このようにルバーブにはさまざまな美容や健康効果が期待できます。
 

妊娠中や授乳中の方は要注意

ルバーブに含まれる栄養素の中には葉酸があります。
葉酸といえば妊娠を望む方がとるべき栄養素として認識されているものです。
ルバーブにも葉酸は含まれていますが、同時にルバーブの根には子宮収縮の作用があるとされています。
根ほどではないにしろ茎にも子宮収縮作用は多少は含まれています。
そのため、妊娠している方や産後の女性は要注意です。
また、授乳中にルバーブを食べると、母乳に成分が混ざり、乳児が摂取をしてしまうと下痢を起こす場合がありますので授乳中の方も食べるのは要注意です。
 

おいしいルバーブの選び方


 
スーパーで購入する際に、おいしいルバーブを見分ける方法は以下の通りです。
 

●全体的にハリがある

●みずみずしい

●変色しているもの、しおれているものは避ける

 
ルバーブと言えば赤色を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際は緑や緑と赤のグラデーションなどがありますが、味に大きな違いはありません。
ただ、緑色のルバーブがまろやかと感じる方もいるようです。
もしルバーブでジャムやシロップなどを作るのであれば、完成がきれいな赤色をしている方が見た目がよいので赤色のルバーブを選ぶとよいでしょう。
緑は緑色のジャムになり、グラデーションのあるものであれば茶色になる場合が多いです。
ルバーブの使用用途に合わせて、色を探してみましょう。
 

ルバーブのおいしい食べ方やレシピをご紹介


 
ルバーブはどのようにすればおいしく食べられるのでしょうか?
日本での定番はジャムですが、海外ではサラダ、ケーキなどさまざまな食べ方があります。
 

ジャム

日本で見かけるのはジャムに加工されたものが多いです。
ジャムにされる理由としては、ルバーブは酸味が強く苦手とする方が多いためです。
ルバーブは砂糖との相性がよく、木苺のような甘酸っぱいジャムになっており食べやすくなっています。
ジャムなので、パンに塗っても美味しいですが酸味のあるヨーグルトと合わせるとよりおいしく楽しめるでしょう。
自分でルバーブのジャムを作る際には、イチゴを少し合わせるとより食べやすいジャムになります。

 

ケーキやパイなどのスイーツ

ルバーブはケーキなどのスイーツで使われる場合も多いです。
マフィンなどにするのであれば、生のルバーブをサイコロ状に切り生地に混ぜて焼きます。
また、パイにするのであればイチゴと合わせると甘酸っぱく、カナダでは春に定番のパイとして販売されています。
 

シロップやお酒

さわやかな酸味が特徴のルバーブは氷砂糖と合わせてシロップにしたり、お酒と一緒に漬け込んだりしてもおいしく楽しめます。
ルバーブで作ったシロップは「ルバーブサフト」と呼ばれており、スウェーデンでは春先に漬け込み、夏に楽しむもののようです。
ルバーブのシロップやお酒はソーダや水と割って楽しむ場合が多いです。
もし、ルバーブをお酒で漬け込む際には酸味とウォッカが合うため、ウォッカを使用するとよいでしょう。
 

サラダ

ルバーブを輪切りや千切りにしてレタスなどと混ぜてサラダとして楽しむ方法もあります。
生で混ぜ込むため、サラダに簡単に酸味を与えられます。
生でルバーブを食べる場合は、水でさらしアク抜きを行いましょう。
ただ、ルバーブの生食は日本人が苦手だと感じる方が多く好みが分かれますが一度挑戦してもよいかもしれません。
 

【番外編】梅干し

梅干しが普通に販売されている日本では、あまりこの使い方はされていません。
ただ、梅干しが手に入りにくい海外では、ルバーブが梅干しの代用品として使われています。
最近の日本食ブームでルバーブで作られた梅干しの代用品が海外で多く出回るようになりました。
作り方はルバーブと塩を煮込むだけです。
ルバーブは加熱すると溶けていくので、練梅のようなものが完成します。
梅干しが簡単に手に入る日本で作る機会は少ないかもしれませんが、海外で梅干しが恋しくなったら作ってみましょう。
 

鮮やかな色と酸味がおいしい栄養豊富なルバーブ

本記事では、美容によいといわれるルバーブとはどんな野菜なのか、おいしい食べ方や栄養素について紹介しました。
最近は一部のスーパーでもルバーブを見かけるようになりました。
馴染みのない方は、まずは食べやすいジャムなどから始めてみるのもおすすめです。
この機会に一度、ルバーブに挑戦してみてはいかがでしょうか。
 

関連のあるよみもの

食育

おすすめ記事

Recommended Article