無添加食品とは?おすすめの選び方や簡単無添加レシピをご紹介

無添加食品とは?おすすめの選び方や簡単無添加レシピをご紹介

皆さんは、無添加食品をご存知ですか?
健康志向の方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
無添加食品といっても、中には完全に無添加であるとはいえない食品もあり、選び方には注意が必要な食品でもあります。
今回は、無添加食品とは?について無添加食品を選ぶポイントを踏まえながら詳しく紹介していきます。

 

無添加食品とは?具体例を入れて解説

無添加食品とは、次の3つの食品の事をいいます。
• ある添加物は使っていないがほかの添加物を代用している食品
• 食品を作るときから完成するまでの間、添加物を全く使用していない食品
• 添加物の食品表示が免除されている食品
無添加と書かれた食品でも、Aの添加物は使っているけどBは使っていないから無添加と表示された無添加食品や、添加物を使ってはいるけれど表示が免除されているものがあります。
 
食品を作る時に添加物を材料として使用していても、出来上がった食品に添加物が残っていない状態であれば表示が免除できる制度があり、添加物が多少残っていても量が少なく効果が食品に出ていなければ、添加物の表示は記載しなくてもいいのです。
 
無添加食品というと、添加物を何も使っていないイメージがありますが、食品を作る際に添加物を使用している食品も中にはあるのです。

 

無添加食品の定義とは?


 
実は無添加食品の定義はなく、消費者庁が無添加表示について記載しているガイドラインがあるだけという現状です。
 
消費者庁は、食品を販売する食品関連事業者は「無添加」や「食品添加物不使用」といった表示を使用して食品を販売する際には、消費者庁が発表したガイドラインに沿って販売する事を推奨しています。

 

無添加食品の定義はなく表示の規定がない

消費者庁による「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の中では、以下の内容が記載されています。
 
「食品添加物が不使用である旨の表示に関する特段の規定はなく、現状では、食品関連事業者等が容器包装に任意で「無添加」「不使用」等の 表示を行っている。」と記載されています。
 
そのため「無添加」の表示に関する規定はなく、どのように記載するかは、食品関連会社の判断に委ねるということです。

 

無添加食品と記載があってもあいまいな食品も

食品の中には、とある添加物は使用せず、他の食品添加物を使用している食品が「無添加」と表示されているものもあります。
 
無添加食品と表示されていても、よく見れば一部添加物が含まれている可能性もあります。そう考えると、食品選びには注意をして選んでいく必要が出てきます。
 
健康を考慮して食品を購入するのであれば、原材料は何が使われているのか、どういった工程で作られているのかを知り、理解する必要があるのです。

 

無添加食品の表示ルールはある?

無添加を表示する際には、いくつかの表示ルールがあります。
そのルールが記載されているのが令和4年3月30日に消費者庁により発表された「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」です。

 

無添加表示のルールを定めたガイドラインがある

「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」は、無添加食品におけるあいまいな表示を厳格化するために作成されました。
 
ガイドラインの発表で無添加や不使用の表示を禁止したわけではなく「無添加」や「添加物不使用」である事を過度に強調し過ぎて、食品を買う消費者に誤解を与えないことが目的の一つにあります。

 

「無添加表示の食品」を使用し食品を販売する際はガイドラインに沿って

食品を扱う食品関連の事業者は、このガイドラインに沿って、食品表示の作成をしていく必要があります。
 
「何の添加物が使用されているのか」「何が無添加なのか」など、食品を買う方がより分かりやすいように、ガイドライン上にあるルールにあてはめてラベル等を作成していく必要があります。
 
食品を扱う事業者にとって、食品を包装する容器などに「無添加」や「食品添加物不使用」を作成する際に活用したり、見直しを行うために必要なガイドラインです。

 

「無添加表示の食品」を使用した食品を作るときに注意すべき10のルール

消費者庁は、容器包装における食品添加物不表示を作成するにあたって、注意すべき点を10個の類型に分けて発表しています。
 
ガイドライン上の文を分かりやすくまとめたのが以下の内容になります。
 
• 食品表示にただ「無添加」とだけ表示せず、何が添加していないのかわかるようにする(類型1)
• 人口や天然など食品表示基準に定められていない言葉を使用した表示はしない(類型2)
• 食品に使っている又は使われていない添加物を、無添加 あるいは不使用と表示しない(類型3)
• ~不使用と記載がある食品添加物と同じ働きや似ている働きがある食品添加物を記載して誤解を招く表示はしない(類型4)
※(例:保存料無添加と書いてあるが、日持ちの向上をしてくれる添加物グリシンが入っている)
• 同じ働きや似ている働きがある原材料を使用した食品への表示はしない(類型5)
• ~は使用してないので安全ですといった健康や安全と組み合わせた表示はしない(類型6)
• 食品添加物が使用してないことと食品の美味しさの因果関係が説明できない場合の表示はしない(類型7)
• 食品に添加物を使用していない食品にわざわざ添加物不使用と食品へ表示しない。例えばある食品には一般的にAの添加物はもともと使われていないのにA不使用と表示するのはNG(類型8)
• 作る工程で「食品添加物は使用していない」と食品ラベルに記載があっても原材料に使用された食品添加物は確認できないといったように、誤認させる食品への表示はしない(類型9)
• おおげさに表現された表示はしない(類型10)
 
これら10の内容の禁止事項ルールにあてはまった場合は、表示が禁止されています。
 
食品を販売する事業者などが「無添加」や「食品添加物不使用」などの表示を使用して食品を販売する際は、上記の10のルール内容に食品があてはまるかどうか、十分な確認や見直しをしてから販売していく必要があるのです。
参照:『消費者庁「食品添加物不使用に関するガイドライン」』

 

おすすめ無添加食品の選び方


 
無添加食品を選ぶにあたって「無添加と記載があるのに一部添加物が入っていたものを購入した」などと、間違えて購入しないためにも、おすすめの選び方についてご紹介します。

 

おすすめ無添加食品の選び方①本当に無添加なのか食品の表示を確認する

おすすめの無添加食品の選び方の一つめは、食品を手に取る際に食品表示に注目して食品を購入していく事をおすすめします。
 
無添加と記載があっても何が無添加なのか、ほかの食品添加物は使用されているのかなど食品表示をよく見て確認してから食品を購入していく事をおすすめします。

 

おすすめ無添加食品の選び方②どこでどのように作られたのか生産元がわかる食品を購入する

おすすめの無添加食品の二つめは、食品を購入する際には、生産元がわかる食品を購入するのがおすすめです。「無添加」と表示された食品でも、食品を作る過程で微量の添加物が使用されている食品もあります。
 
そのため、手に取る食品がどのような工程で作られた食品なのか、どこで生産された食品なのか生産者などもわかる食品を買うことで、より安心して食品を購入できます。

 

おすすめの無添加食品選び方③生産元がわかるおすすめの無添加食品購入サイトで購入する

おすすめの無添加食品の選び方三つめは、生産元がわかる無添加食品サイトで購入することです。
無添加食品を購入したくても、どこで購入したらよいか分からない方もいらっしゃると思います。
 
無添加食品を購入できるECサイトはいくつかありますが、よみマルシェでは無添加にまつわる情報を発信し興味がある方が正しい情報を理解し安心して購入できる事を目指しております。サイト内には多くの無添加商品を取り揃えておりますので無添加食品をお探しの方はぜひ一度チェックしてみてください。
参照:『よみマルシェ』

 

添加物を使わない簡単手作り無添加レシピ

無添加食品を生活に取り入れたいけど、近くのスーパーに売っていない場合や購入することに少しハードルが高いと思われている方もいると思います。
 
そこで今回は、材料も少なく食事に取り入れやすい「おうちで簡単に作れる!無添加生姜はちみつドレッシング」についてご紹介します。
 
材料は次の3つです。
• 生姜1/2個
• はちみつティースプーン4杯分
• 醤油ティースプーン8杯分
 
作り方は、生姜を細かく刻んで小皿などの容器に入れます。そこにはちみつを入れて軽く混ぜ合わせます。
 
そして、醤油を入れてはちみつを溶かすように混ぜ合わせたら完成です。味見をして甘さやしょっぱさが足りない場合は適宜足してください。
 
ご飯にのせて食べても、お肉やサラダなどの味付けにしても美味しいです。
 
無添加食品を気軽に取り入れたい方、添加物を気にされている方はぜひ試してみてください。

 

無添加食品を取り入れてより健康的な生活を


 
無添加食品といっても、すべて無添加のものもあれば、一部添加物が省略されていたり使用されているものもあります。
無添加食品を手に取る時には、完全に無添加な食品なのか、何が無添加で何の添加物が入っているのかなど、食品の表示をよく確認する必要があります。
 
今回の記事を参考にしながら、無添加食品を上手に生活に取り入れてみてください。
 
Q.添加物は体に良くないのですか?
A.添加物は食品の味や見た目をよくしたり腐敗するのを防いでくれる働きがあり、体に害が及ばない添加物の量を使用して販売されています。
 
ですが添加物を摂り過ぎると体に害を及ぼす場合もあります。添加物のメリット・デメリットを理解し、生活に活かすことをおすすめします。添加物が気になる方は、無添加食品を生活に取り入れた食事を摂ることをおすすめします。
参照:『厚生労働省HP よくある質問(消費者向け)』
 

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