菊芋パウダーの効果とは?効果的な食べ方などもご紹介!

菊芋パウダーの効果とは?効果的な食べ方などもご紹介!

さまざまな健康効果がある菊芋。しかし「どのように調理や保存をすればいいのかわからない」と、食事に取り入れるのを躊躇している方もいるかもしれません。
そんな方にぜひ試してほしいのが、「菊芋パウダー」です。
 
今回は、菊芋パウダーにはどんな効果があるのか、どのように食事に取り入れたらいいのか、摂取する際の注意点は何かを解説します。菊芋を食事に取り入れたい方は必見です。
 
菊芋パウダーを食生活に取り入れ、健康的な毎日をおくりましょう。
 

菊芋パウダーとは?


 
菊芋は、菊に似た黄色い花を咲かすことから「菊芋」と言われています。食用部分は根っこで、芋のように膨らむのが特徴です。
 
菊芋の種類は主に3つです。
 
●白菊芋
●赤菊芋
●紫菊芋(フランス由来)
 
菊芋の収穫時期は根が大きく膨らむ11〜3月ごろで、旬は収穫のピークでもある11〜12月です。菊芋パウダーは、この菊芋を乾燥させ粉にしたものです。
 
菊芋パウダーは、ほんのり甘くごぼうのような香ばしい風味がします。
味も風味もそれほど強くないため、さまざまな料理や食べ方に合わせることが可能です。手軽に菊芋を食生活に取り入れたい方にぴったりでしょう。
 

菊芋パウダーの魅力


 
菊芋ではなく、菊芋パウダーを選ぶ魅力はどこにあるのでしょうか?菊芋パウダーの魅力は主に4つあります。
 
●菊芋を調理するのはハードルが高いと考えている方におすすめ
●毎日少しずつ取り入れることができる
●長期保存が可能
●使い勝手がいい
 
それぞれ詳しく紹介します。
 

菊芋を調理するのはハードルが高いと考えている方におすすめ

健康によい野菜として、最近注目されている菊芋。しかし、スーパーなどで見かける機会はまだまだ少なく、販売店舗に限りがあります。
実際に菊芋を購入してもどう調理すればいいのか分からない方も多いでしょう。
普段よく使用する野菜ではないからこそ、調理に対するハードルを感じるかもしれません。
しかし、菊芋パウダーであれば通信販売などでも気軽に購入できます。また、食事にさっと混ぜるだけで簡単に取り入れられるのも魅力です。
 

毎日少しずつ取り入れることができる

菊芋は、豊富な栄養素を含んでおり、健康によい効果が期待できます。
しかし、一度に大量に摂取してしまうとお腹が緩くなったり胃腸にガスが溜まりやすくなったりするのが難点です。
また、大量に摂取したからといってすべての栄養や効果を得られるわけではありません。
効率よく菊芋の栄養を摂取するには、継続的に菊芋パウダーを食事に取り入れるのがおすすめです。
菊芋パウダーであれば、旬があったり腐ったりしてしまう菊芋とは違い、毎日少しずついろいろな料理に取り入れられます。
 

長期保存が可能

菊芋の保存方法には、常温や冷凍保存がありますが長くても1か月程度がおいしく保存できる限界です。
しかし、菊芋パウダーであれば、製品によって多少変動するものの1年程度の長期保存が可能です。
 
常に菊芋の栄養を摂取したい方や、継続して菊芋パワーを得たい方に適しています。
 

使い勝手がいい

菊芋を調理して食べるには、レパートリーの限界があったり調理がめんどくさくなったりして途中で飽きてしまう可能性があります。
一方で、菊芋パウダーは調理をしている時にさっと加えるだけ。使い勝手がよく、さまざまな料理に活用できます。料理が苦手な方でも、手軽に菊芋を食生活に取り入れられるでしょう。
 

菊芋パウダーの効果とは?


 
菊芋パウダーの効果にはさまざまなものがあります。ここでは、菊芋パウダーを摂取することで期待できる効果をご紹介します。
 

腸内環境の改善・新陳代謝の促進

菊芋にはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が多く含まれています。イヌリンは水分を吸収してゆっくり腸内を動く特徴があるため、便秘の解消に有効です。
腸内環境が整えば、免疫力の向上や肌質の改善、便秘の解消、新陳代謝の促進などの効果が期待できます。より効果を得るためには、一気に菊芋を食べるのではなく、毎日少しずつ取り入れてみましょう。
 

血圧の上昇を抑制する

菊芋パウダーには、イヌリンだけではなくカリウムも多く含まれています。カリウムは利尿作用があるため、むくみの解消に有効です。
また、尿と一緒に血圧上昇の原因となる「ナトリウム」を排出するため、血圧上昇の抑制にも効果があります。血圧の高さに悩んでいる方は取り入れてみましょう。
 

血糖値の急上昇を防ぐ

菊芋パウダーに多く含まれるイヌリンは、天然のインスリンとも言われています。インスリンは糖の吸収を抑える作用を持っています。
また、菊芋パウダーにはミネラルも豊富です。ミネラル不足は糖尿病の原因のひとつとされています。菊芋を継続して摂取することは、糖尿病の予防にも効果的です。
 

朝食時に摂取するとより効果が期待できる

菊芋パウダーを摂取するのは、朝・昼・夜・間食のいつでも構いません。しかし、より菊芋パウダーの効果を得たいのであれば、朝食時に摂取するのがよいそうです。
早稲田大学の教授がおこなった講義の中で、菊芋(パウダー)は朝食時に摂取するのがよいといった結果がでた研究成果の話をされました。
夕食時に菊芋を摂取した方に比べて朝食時に菊芋を摂取した方のほうが便秘の改善が見受けられたそうです。
また、朝食後の血糖値の上昇が抑えられるだけではなく昼食、夕食後の血糖値の上昇が緩やかになるとの報告もでています。より菊芋パウダーの効果を実感したいのであれば、朝食時に菊芋パウダーを摂取するようにしましょう。
 

菊芋パウダーを食事に取り入れる方法


 
菊芋パウダーは何にでも合わせやすい風味ですが、製品によってはごぼうのような香ばしい風味が強いものもあります。
独特の風味が苦手な方は、カレーやハンバーグなど味の濃い料理に取り入れると風味を感じにくくなるのでおすすめです。
どれくらい菊芋パウダーを入れるのかは、製品によって推奨量が明記されている場合が多いのでそちらに従いましょう。 
おすすめの活用方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

日々のおかずに菊芋パウダー

菊芋パウダーは、日々のお味噌汁やカレー、野菜炒めなどのおかずを作る際に調味料と一緒にさっと加えましょう。
菊芋パウダーに含まれるイヌリンなどは加熱をしてもほとんど変化しないため、調理途中に加えても問題ありません。
しかし、酸性(お酢)を使った料理の場合は注意が必要です。お酢と菊芋パウダーを一緒に加熱すると変化するといった説があります。
そのため、お酢を使った料理に加えるのは避けた方がよいでしょう。
 

ご飯に菊芋パウダー

毎日食べるご飯に菊芋パウダーを加えると、飽きることなく毎日菊芋パウダーを摂取できます。
お米を洗い炊飯器にセット、炊く前に菊芋パウダーをいれ、全体にいきわたるように簡単に混ぜてください。あとは、通常通りご飯を炊くだけです。
菊芋パウダーをご飯に加えて炊くと、菊芋の栄養を摂取できるだけではなく、もっちりとした粘りも出るため、おいしいご飯に炊きあがります。
 

ヨーグルト

プレーンヨーグルトに菊芋パウダーを振りかけるだけで、菊芋の優しい甘さを感じられます。
また、菊芋のイヌリンとヨーグルトの乳酸菌の相乗効果も期待できます。菊芋の香ばしさが苦手な方は、味が濃い水切りヨーグルトに合わせると香ばしさを軽減することが可能です。
 

毎日の飲み物に菊芋パウダー

紅茶やコーヒー、緑茶などの飲み物に菊芋パウダーを混ぜるのもよいでしょう。
特に、緑茶は緑茶特有の苦みと菊芋パウダーの優しい甘みは相性が抜群です。毎朝の日課にすれば、習慣化して飲み忘れを防止にも繋がります。

 

菊芋パウダーを取り入れる際の注意点


 
メリットが多く、栄養満点で万能に思える菊芋パウダーですが、注意すべき点もあります。
ここでは菊芋パウダーを取り入れる際の注意点をご紹介します。菊芋パウダーを摂取する前に確認しましょう。
 

アレルギーを持っている方

菊芋はキク科の野菜に該当します。そのため、キク科アレルギーを持っている方はアレルギー症状が出る可能性があるため避けた方がよいでしょう。
 
春菊やごぼうなどを食べた際に、喉などがかゆくなったり気分が悪くなったりする方は、菊芋もさけた方が無難です。
 

食べすぎによるお腹の不調

菊芋に含まれるイヌリンは、多く摂取するとお腹が緩くなったり胃腸にガスがたまったりしやすくなる場合があります。
症状が出る量は個人差がありますが、1日の菊芋の適量は20〜30g程度と言われています。
菊芋パウダーの製品によって、イヌリンの含有量などは変動しますが、たくさんの菊芋パウダーを摂取すればいいわけではありません。注意してください。
 

手軽に菊芋の効果を得たいのであれば菊芋パウダーがおすすめ

菊芋を調理するのはめんどくさいけど、菊芋の効果を得たいと思うのであれば菊芋パウダーはおすすめです。日々の料理や飲み物などに加えることで摂取が可能です。
より菊芋パウダーの効果を得たいのであれば、一日で大量に摂取するのではなく、少量を毎日摂取するようにしてください。
また、栄養豊富な菊芋パウダーですがこれだけを摂取すると栄養バランスが悪くなります。ほかの食材と組み合わせ、バランスのよい食事を目指しましょう。
 

関連のあるよみもの

食育

おすすめ記事

Recommended Article