スーパーで購入できる無添加調味料とは?気をつけるべき添加物も解説

スーパーで購入できる無添加調味料とは?気をつけるべき添加物も解説

小さい子どもがいる家庭や体に気を使っている方は、日常的に使用する調味料を化学調味料を使用していない、または無添加調味料にしたいと考えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
最近は無添加調味料を専門に取り揃えたお店などもありますが、実際に日常的に使用する際にはスーパーなど気軽に購入できる場所に無添加調味料がある方が便利です。
今回は、スーパーで購入できる無添加調味料にはどんなものがあるのか、スーパーで無添加調味料を選ぶ際のポイントなども併せてご紹介します。
現在日常的に無添加調味料を使っている方、日常的に無添加調味料を使用したいと思っている方におすすめの内容となっております。
 

無添加調味料とは


 
無添加調味料とは、保存料や化学調味料などの食品添加物が使われていない調味料を指します。
最近は健康志向の方も増え、健康的にあまりよくないとされている食品添加物を避けている方も多いです。
そのため、スーパーなどに置かれている調味料のパッケージにも「無添加」「化学調味料不使用」などが書かれている商品が増えてきました。
しかし、ここで注意すべきなのは、隠れ化学調味料です。
隠れ化学調味料とは、酵母エキスやたんぱく加水分解物などの人工的に作られた旨味成分を指す場合が多いです。
酵母エキスなどは人工的に作られたものではありますが、作られる工程などで食品添加物では無く食品に分類されます。
そのため、人工的に作られているうま味成分でありながら、無添加や化学調味料不使用でも使用できてしまうのです。
これらは食品扱いのため、無添加などと書かれていても法律違反ではありません。
隠れ化学調味料を避け、本当の無添加調味料を使いたい方は、原材料などを確認するしかないので注意が必要です。
 

スーパーでお買い物をする際に気をつけたい添加物とは?


 
添加物を避けるために、まずは添加物について知っておきましょう。ここでは、スーパーでお買い物をする際に気をつけたい添加物を6つご紹介します。
 

調味料(アミノ酸等)

調味料(アミノ酸等)は、一般的にうま味調味料を指し、うま味調味料にはいくつかの種類があります。
 
●グルタミン酸ナトリウム
●イノシン酸ナトリウム
●グアニル酸ナトリウム
 
どれか1種類のみを使用する場合は上記のように記載される場合が多いです。
2種類以上の調味料を使用した場合には「調味料(アミノ酸等)」とまとめて表示されます。
 

保存料・酸化防止剤

保存料・酸化防止剤は食品の品質が落ちないようにするために使用されます。
賞味期限をできるだけ長くする効果があり、食品の風味や味わいが変化しにくくなります。
酸化防止剤にはさまざまな種類がありますが、その中の一部には発がん性や子どもの発育に影響を与える可能性がある物もあるので注意が必要です。
また、天然物質でつくられた保存料などは発がん性などの危険は低いと言われています。
しかし、できるだけ避けた方がよい添加物です。
 

人工甘味料

人工甘味料は、食品に甘みを付けるために使用される添加物で健康に悪い影響があるとされる添加物の一つです。
甘味料の中では有名なアスパルテームは小腸で有害な物質に変わってしまいます。
また、人工甘味料は甘みが強過ぎるため、食べ過ぎてしまうと味覚障害につながる可能性もあります。
 

合成着色料

合成着色料とは、化学的に作られた着色料であり、食品の色付けのために使用されます。
合成着色料は食用タール系色素とも呼ばれており、食用赤色2号など12種類ほどです。
原材料表には「着色料(赤2)」と記載されています。
合成着色料は指定添加物であり安全性が評価されています。
 

漂白剤

漂白剤は、食品の発色をよくするために使用されます。
ただ、漂白剤は毒性が強いと言われている食品添加物の一つです。
胃腸や肝臓へ大きな負担をかけ、ぜんそくやアレルギー症状を引き起こす場合もあります。日本では使用が認められていますが、海外では禁止されている種類の漂白剤もあるので、できれば避けたい食品添加物です。
 

ph調整剤

ph調整剤は、食品の腐敗を防止するために使われており、安全性が保証されています。
しかし、大量に摂取してしまうと腸内にいる大切な細菌を殺してしまい腸内環境の悪化の原因になる場合があります。
ph調整剤にはさまざまな種類がありますが、原材料表にはph調整剤と記載があるのみです。どんな種類を使っているのか、記載がないためできるだけ避けた方がよいでしょう。
 

スーパーで購入できる無添加調味料10個


 
ここからは、実際に近くのスーパーで購入できる料理によく使用する無添加調味料を10個ご紹介します。
すべてのスーパーで確実に購入できるわけではありませんので、一度さがしてみましょう。
また、引用サイトのURLからもご購入が可能ですので一度ご確認ください。
 

国内産丸大豆醤油 こいくち醬油

森田醤油店の国内産丸大豆醤油 こいくち醤油は、無添加醤油として人気があります。
原材料は以下の通りです。
 
●大豆
●小麦粉
●食塩
 
原材料に使用しているものはすべて国産で、昔ながらの木桶で熟成させたこいくち醤油です。
普段使用している醤油よりも少し高くなってしまうかもしれませんが、柔らかい風味が特徴の美味しい醤油です。
引用サイトはこちら
 

無添加国産しょうゆ

無添加国産しょうゆは、国産の原料を使用した醤油です。
原材料は以下の通りです。
 
●丸大豆
●小麦粉
●無添加塩
 
ここで使用される無添加塩は、高知県室戸の海洋深層水を蒸発させて作ったミネラル分を含んだ物です。
まろやかな味わいと、穏やかな香りが特徴です。
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ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそ

ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそは、1993年の発売から好評なロングセラー商品です。
無添加みそ市場では販売金No.1を獲得しており、安心してご購入頂けます。
原材料は以下の通りです。
 
●米(国産)
●有機大豆
●食塩
 
糀の自然な甘さやうま味を感じられます。
また、円熟こうじみそは減塩やスティックみそ、液状タイプなどさまざまな種類があります。
どの商品も無添加みそのため、生活に合わせた商品を選ぶことも可能です。
引用サイトはこちら
 

福来純 純米料理酒


福来純 純米料理酒は、岐阜県産の米と手作業で育てた米麹を使い蔵元伝承の製法(もち米4段仕込み)で仕込んでいます。
長期発酵を行うことによって、酵母が作るアミノ酸でうま味も十分です。
原材料は以下の通りです。
 
●米
●米麹
 
福来純 純米料理酒は食塩を加えていないため、酒税法上は日本酒に分類されています。
料理酒として使用するのはもちろん、そのままでも美味しく楽しめます。
引用サイトはこちら
 

ミツカン 純米酢 金封


ミツカン 純米酢 金封は国産の米だけを使用し、コクとうま味の深い風味が特徴です。
原材料は以下の通りです。
 
●米
 
原材料を見てもわかる通り、シンプルな酢のためすし酢としてやしめさば、なますなどさまざまな料理にあいます。
引用サイトはこちら
 

トップバリュー 天然だしパック かつお味

トップバリュー 天然だしパック かつお味はイオン系のスーパーのプライベートブランドです。
国内製造の材料を使用し、ティーバッグタイプなので手軽に使用できます。
原材料は以下の通りです。
 
●かつお節
●さば節
●いわし煮干し
●乾燥昆布
 
味は少し薄口ですが、かつおの味が強く感じられる出汁パックになっています。
引用サイトはこちら
 

光食品 無添加チキンコンソメ(液体)


光食品 無添加チキンコンソメは珍しい液体タイプのチキンコンソメです。
光食品は、有機や国産原料にこだわって食品添加物を使用しない食品づくりを行っています。
原材料は以下の通りです。
 
●とりがらスープ(鶏骨・食塩)
●食塩
●有機醤油
●砂糖
●有機玉葱
●有機人参
●有機キャベツ
●有機セルリー
●香辛料
 
一つ一つが個包装になっているため、少しづつ使いたい方でも使いやすくなっています。
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KAGOME 有機トマト使用 トマトケチャップ


KAGOME 有機トマト使用 トマトケチャップは、有機トマトや玉葱を使用したケチャップです。
有機野菜やにがりを含む天日塩を使用し、塩分を30%ほどカットしています。
原材料は以下の通りです。
 
●有機トマト(アメリカまたはイタリア産)
●砂糖
●醸造酢
●食塩
●有機玉葱
●香辛料
 
穏やかな味わいのケチャップで、カレーの隠し味としても活躍します。
引用サイトはこちら
 

白扇(はくせん)酒造 福来純 熟成本みりん


白扇酒造 福来純 熟成本みりんは、昔と同じ伝統の手法で90日で仕込み、そこから熟成に3年程度かけます。
深みのある甘みは複雑なうま味を醸し出しています。
原材料は以下の通りです。
 
●もち米
●米麹
●米焼酎
 
伝統の手法で作られたみりんは、料理に使うだけではなくそのままでも美味しさを感じます。
しつこくない上品な甘みはいつもの料理をすこしランクアップしてくれるでしょう。
引用サイトはこちら
 

グリーンアイ マヨネーズ

グリーンアイ マヨネーズは、卵黄のコクを活かして作られています。
原材料は以下の通りです。こちらもイオン系のスーパーのプライベートブランドとなっております。
 
●食用植物油脂
●卵黄
●醸造酢
●食塩
●砂糖
●香辛料
 
さっぱりとした味で、酸味も少ないためマヨネーズ特有の酸味が苦手な方でも安心して食べれます。
また、価格帯も比較的安いため日々の食事に取り入れやすいでしょう。
引用サイトはこちら
 

無添加調味料を選ぶ際のポイント


 
スーパーで無添加調味料を選ぶ際に注意すべきポイントは3つです。
それぞれ詳しくご紹介していくので、無添加調味料を購入する際の参考にしてください。
 

原材料表記を必ず確認する

パッケージなどに「無添加」「化学調味料不使用」と記載があると、ついつい信じてしまうかもしれません。
しかし、先ほども触れたように食品添加物の中には酵母エキスなどのように隠れた人工物がまぎれている可能性があります。
こういった隠れた人工物は、原材料表記を見るとかならず記載されています。
まずは表面のパッケージで無添加などと記載のあるものを選び、そこから必ず原材料表記を確認してください。
 

生産元がわかる調味料を選ぶ

生産元がわかる調味料を選ぶ方法もあります。
無添加でも食品を作るうえでわずかな添加物が使用される場合があります。
自分が購入しようとしている食品はどこでだれが作ったものなのかを知ることで、より安心して無添加調味料を選べるようになるでしょう。
 

昔ながらの作り方で作られたものを選ぶ

当然ですが、食品添加物といったものが登場し、多く使われているのは最近になってからです。
昔は食品添加物などは使用されていませんでした。
だからこそ、天然醸造や天然発酵など昔ながらの作り方で長時間かけて作られた調味料は安心です。
より詳しく無添加調味料を選ぶコツなどを知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
【管理栄養士が徹底解説】無添加調味料を選ぶ3つのコツと調味料10選
 

日常で使うものだからこそ購入場所もこだわって

今回は、スーパーで購入できる無添加調味料にはどんなものがあるのか、スーパーで無添加調味料を選ぶ際のポイントなども併せてご紹介しました。
日常的に使う調味料だからこそ、無添加にこだわったものを使いたい方も多いでしょう。
しかし、購入できる店舗が限られてしまうと購入に手間がかかってしまい、日常使いが難しくなってしまいます。
ここでご紹介した無添加調味料はスーパーで気軽に購入できるものばかりです。
一度最寄りのスーパーで探してみましょう。
 

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