コストコで無添加肉を買うなら加工肉?人気のレシピも紹介!

コストコで無添加肉を買うなら加工肉?人気のレシピも紹介!

「無添加生活を続けたいけれど、価格が高めなのが難点…」「コストを抑えながら無添加食品を取り入れる方法はないかな?」
このような悩みや願いをもつ方はいるでしょう。とくに、育ち盛りの子どものいるご家庭では肉の消費量が多く、価格が高めの無添加肉は購入しにくいかもしれません。
そこで、今回はコストコの無添加食品を活用しながら、食費を押さえて健康生活を維持する方法を解説します。
おすすめの加工肉の紹介と活用レシピを紹介しますので、今後の食生活に活用してみてください。
 

コストコに無添加商品はあるの?


 
コストコでも無添加食品が展開されています。肉関連では、添加物の入っていない加工肉も人気です。
発色剤を使わない無塩せきソーセージやハムをはじめ、無添加であってもジューシーさを保つパティなど、体に優しくて美味しい加工肉が提供されています。
加工品ではない食肉に関しては、グレインフェッド(穀物飼育)のものが主流であるため、グラスフェッド(牧草飼育)の食肉を探すのは難しいかもしれません。
ただ、コストコの無添加加工肉はボリュームがあり、育ち盛りの子どもの食欲をしっかり満たしてくれるでしょう。
 

そもそも無添加の肉とは?


 
本章では、食肉や加工肉の「無添加」とはどのようなものかを解説します。
無添加の肉を紹介する前に、肉の種類を確認しておきましょう。一概に肉といってもさまざまな製品に分けられます。
製品によって食品添加物の種類が異なるため、具体的な注意点を見い出せないのが正直なところでしょう。
肉の種類を知ることで、食肉が私たちに届くまでの過程が分かったり無添加に近い製品を手にしたりできるようになります。
 

食肉製品とは?

食品衛生法による食肉製品の分類によれば、肉は次の3点に分けられます。
 
1.食肉
(1)鳥獣の肉及び内臓等
(2)食肉(鳥獣の肉及び内臓等)の含有率が50%を超える半製品
2.食肉製品:ハム、ソーセージ、ベーコン、その他これらに類するもの
3.その他食肉を含む加工品
 
食肉の(2)については、食品衛生法上は食肉として扱われ、3つめの加工品にはシュウマイやミートボール、コロッケなどが含まれます。
食肉と食肉製品、加工品との違いについて把握できたところで、次章からもう少し詳しく解説します。
 

無添加の食肉

無添加の食肉を求める場合は、家畜の飼育法を考慮する必要があります。たとえば次の点に気をつけましょう。
 
●肥育ホルモン剤を使用していないか
●遺伝子組み換え飼料を使用していないか
 
乳がんのリスクを高めるとされる肥育ホルモン剤は、日本では禁止されています。ただ、輸入肉には入っている可能性があるため注意が必要です。
また、遺伝子組み換え作物を飼料とする家畜の肉を食べると、アレルギー症状を引き起こすかもしれません。
そのため、グレインフェッド(飼料飼育)でないグラスフェッド(牧草飼育)で育てられた家畜の肉がより安全といわれます。
 
グラスフェッドについては下記のサイト情報も参考にしてください。
 

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無添加の食肉製品や加工品

食肉の加工段階において「食品添加物を使わない製品を選ぶ」ことは、無添加生活を続けるうえで大切なポイントです。
たとえば、食肉製品や加工肉によく使われる食品添加物には、次のようなものがあります。
 
●色味や見ためをよくする:発色剤・着色料など
●長もちさせる:保存料・酸化防止剤
 
無添加の加工肉には一般の製品と比べて色味が足りない印象があり、見た目をよくする目的で着色料や発色剤が使われています。
着色料や発色剤の過剰摂取は発がん性やアレルギー発症のリスクがあるとされているため、できるだけ避けた方がよいでしょう。
 
同様に保存料に関しても大量に摂取すると、健康被害を及ぼす場合があります。
 

食肉製品や加工品は健康にとってどうなの?


 
食肉製品や加工品の健康に与える影響については、国内外の報告が参考になります。
 
2007年に世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)は、赤肉や加工肉の摂取は大腸がんのリスクを上げるとしました。
しかし、日本の国立がん研究センターは、日本人の平均的な摂取範囲内であれば健康に与える影響はない、もしくはあっても小さいと報告しています。
食肉製品や加工品に過度の不安を抱く必要はないと考えられます。ただ、加工肉に含まれる食品添加物のリスクについては別途注意が必要でしょう。
 
※なお、食品添加物の詳細は、よみマルシェのほかの記事でもご確認いただけます。ぜひ本記事と合わせてお読みください。
 

食品添加物は危険?安心安全に生活するための正しい知識を解説

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特に気をつけたい食品添加物

食肉製品や加工品に含まれる添加物のなかで、とくに摂取を避けたい2つの添加物は以下の2つです。
 
●発色剤(亜硝酸ナトリウム)・・・色を良くする
●リン酸塩・・・みずみずしく保水
 
ハムの材料である豚肉に含まれる「ミオグロビン」は、時間が経過すると変色してしまいます。
そこで「亜硝酸ナトリウム」を使ってハムの色持ちをよくします。しかし、亜硝酸ナトリウムは毒性が強く、食肉や魚に含まれるアミンと呼ばれる物質とつながり発がん性物質に変化するといわれます。
 
ハムやソーセージなどの加工食品には1kgあたり最大70mgの亜硝酸ナトリウムを使用してもよいとされています。しかし、亜硝酸ナトリウムのADI(1日摂取許容量)は「0.06mg以下×体重(kg)/日」とされているのです。
 
これは、体重が10kgの子どもであれば「0.6mg」が亜硝酸ナトリウムの1日の摂取許容量ということになります。最大70mgの亜硝酸ナトリウムを含有しているハムやソーセージであれば、子どもは10gで基準値を超えてしまう計算です。小さな子どもほど避けた方がよい添加物だと分かります。
 
参考:食品安全委員会|公式HPより
 
2つめは「リン酸塩」です。リン酸塩は、食品の保水性や結着性を向上させる働きがあります。一方、過剰摂取によりミネラルとリン酸塩が結合するため、本来吸収されるはずのミネラルが体外に排出されてしまいます。
 
ミネラル不足は、骨粗しょう症だけでなく子どもが怒りやすくなる原因ともされているため、摂取する量には気をつけた方がよいでしょう。
 

コストコの無添加食肉製品・加工品のおすすめは?


 
コストコの食肉についてはグレインフェッドビーフが多く、グラスフェッドビーフについては取り扱っていません。今回はコストコ無添加肉として、食肉製品や加工品の紹介をします。
ここで紹介するのは、亜硝酸ナトリウムやリン酸塩を含まない商品です。一般的な加工肉と異なり淡い色味ですが、肉のうま味をしっかり感じられるため子どもも美味しくいただけるでしょう。
 

WHITE SMOKEのスモークソーセージ

WHITE SMOKEのスモークソーセージは、天然ナラの薪を使ってスモークした一品です。量が多く大きめのサイズのため食べ応えがあるでしょう。
原材料は、豚肉、牛脂、食塩、砂糖、オニオンパウダー、胡椒、豚腸となっています。無添加であるため、色味は一般的なソーセージより淡い色なのですが、実際の味は肉のうま味をしっかり感じられます。
 

JONESのカナディアンベーコン

アメリカJONESのカナディアンベーコンは、ハムのようなベーコンで丸い形をしています。豚バラ肉ではなく豚ロースで作られているため、脂肪分を抑えたい方にうれしい一品となるでしょう。
原材料は豚ロース肉のほか、砂糖、食塩、醸造酢、濃縮レモン果汁、セロリパウダーとなっています。ちなみにカナディアンとはカナダ産の意味ではなく、ロース肉を使ったベーコンを指す代名詞だそうです。
 

JONESのブレックファストパティ

豚肉、食塩、香辛料、砂糖のみを使用したグルテンフリー認証済みのパティです。加熱調理済みのため、フライパンや電子レンジであたためて簡単に使えます。
ナツメグが効いていて塩味もしっかり感じられるため、このままで召し上がるよりパンに挟んで食べた方がバランスの良い味わいになるでしょう。育ち盛りの子どもがいる家庭におすすめの一品です。
 

コストコ以外でおすすめの無添加肉


 
コストコ以外での無添加肉として、下記2点の商品を紹介します。
 
●アンダルシアポーク生ハム
●無添加ローストビーフ
 
よみマルシェの「アンダルシアポーク生ハム」の素材は豚肉と地中海のお塩のみ。原材料にもこだわり、秘伝の熟成技を加えてまろやかで濃厚な味わいを実現させました。ワインとの相性もぴったりで、極上の生ハムを堪能できるでしょう。
 
また「無添加ローストビーフ」は、ホルモン剤投与無しの安心安全なビーフ。ブロック型のローストビーフで、肉の厚みはお好みで調節できます。そのまま召し上がっても、卵の黄身をのせてユッケ風にしてもおいしく召し上がれるでしょう。

 

コストコ製品で安心安全&パワーチャージ

育ち盛りの子どもや仕事や家事などに忙しい大人にとって、元気の源であるタンパク質は意識して取りたいですよね。今回紹介したコストコ無添加肉は、そのような方々におすすめの商品です。
 
食品添加物や化学物質を遠ざけるためには、食肉や食肉製品などの情報を正しく理解して食生活に取り入れる必要があります。
記事を参考に、コストコやコストコ以外の無添加食品を上手に選び、安心安全&パワーチャージの健康生活を実現させましょう。
 

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